環境保全に向けた取り組み姿勢

一般社団法人 日本自動車車体工業会(以下、当会)は、トラックやバン・バスなどの「働くクルマ」を製作している会社で構成している組織です。
私たちは、「働くクルマ」の安全性の向上を図るため、その基準作りを進めるとともに、環境負荷の少ないクルマ作りを目指すため、当会の環境自主行動計画に基づいて活動しています。

当会の会員各社が制作しているクルマの例

  • トラック
  • ダンプ
  • バ?ン
  • レントゲン車

環境保全に向けた取り組み姿勢

01.基本的な考え方

基本的な考え方

当会では、環境への取り組みが事業活動に不可欠となってきているため、1997年度から取り組んできた分科会活動を見直し、2005年度から新たに「環境委員会」を設置し環境活動を充実させてきました。
主な取り組みは「商用車架装物リサイクル」と「生産工程での環境負荷低減」の二つになりますが、それぞれについて当会自主行動計画を策定し、関係団体や会員企業と連携を取りながら積極的な取り組みを進めています。

02.環境関連の組織図

さまざまな環境問題に的確で迅速な対応を取るため、当会では環境委員会を設置し、その下に架装物リサイクル分科会と工場環境分科会を設置しています。
環境委員会では、当会全体に渡るテーマについて討議し、各分科会でより具体的に掘り下げて討議を行っています。

環境関連の組織図

03.情報提供

当会および会員各社では、製品はもとよりホームページ(HP)や広報資料を通して、環境保全に役立つ様々な情報を皆様方に提供しております。
例えば、商用車架装物のリサイクルをよりたやすく行うために、架装物に使用している樹脂部品材料名を各架装物の分かりやすい場所に表示しています。
また、架装物の解体に際し、適正で効率的な作業を安全に行うための手順として、製品別機種別の架装物の解体マニュアルを会員各社のHPに提示しています。(当会のHPからもリンクしています。)

主な取り組み内容

01.商用車架装物リサイクルへの対応

商用車架装物は2005年1月に施行された自動車リサイクル法の対象とはなっていませんが、当会の環境自主取組として架装物のリサイクル・適正処理の推進に取り組んでいます。

1.3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進

当会が商用車架装物の設計・製造にあたり、原材料の削減、長寿命化、再資源化等を行うための判断基準として、『商用車架装物に関する3R「判断基準」ガイドライン』を設定し、遵守しています。
3R判断基準ガイドライン(PDF)
会員各社の3R取り組み状況は各社ホームページ又は各社の担当部署にお問い合わせ下さい。

2.製造者名、樹脂部品材料名の表示

商用車架装物の解体・リサイクルを行う事業者の方の利便性(問い合わせ等)を向上させ、リサイクルの促進を図るため、架装物の分かりやすい場所に、架装物の製造者名および使用している樹脂部品材料名を表示しています。
各機種貼付位置(PDF)

解体マニュアル
解体マニュアル

3.解体マニュアルの作成・公開

当会会員各社が製造する架装物の解体について、『適正で効率的な作業』や『責任ある使用済み架装物処理方法』を案内し、使用済み架装物処理の各段階で適正且つ安全に処理するための手順をまとめ公開しています。
解体マニュアル(当会共通版)(PDF)
解体マニュアル記載一覧HP

バンの解体作業

4.解体性向上車体の研究

商用車架装物の解体・リサイクルを行いやすくするための架装物の製作方法の研究を進めています。
また、架装物の解体作業の現状を調査するとともに、解体業者の方の意見を収集し、開発・設計・製造段階に反映させています。
バン型車両コンテナの解体性向上に関する報告書 (PDF)

処理業者情報のパンフレット

5.架装物のリサイクル・適正処理への取り組み(協力事業者制度)

商用車架装物のリサイクル・適正処理を推進するため、一般社団法人 日本自動車工業会(以下、自工会)と共同で、商用車架装物を廃棄するお客様、解体業者、行政に対して、必要な処理や再資源化が適正に行えるよう処理業者情報のパンフレットを作成し関係団体に配布するとともに、当会HPに掲載しています。
商用車架装物リサイクル・適正処理に関する「協力事業者制度」
架装物の適正処理について(パンフレット)(PDF)
架装物判別ガイドライン(PDF)

以上の進捗状況は次の報告書をご覧ください。
【2014年産業構造審議会(経済産業省)/中央環境審議会(環境省)】
商用車架装物リサイクルに関する自主取り組みの進捗状況(PDF)

02.生産における環境保全

当会会員各社では、生産活動における環境への負荷を低減し、
地球温暖化の防止を行い環境保全に努めています。

自動車製造工程からのCO2排出量推移
図1:自動車製造工程からのCO2排出量推移

1.省エネルギーの推進(地球温暖化対策)

当会会員各社の生産工場では地球温暖化対策の観点から、電力・燃料等のエネルギー使用量の低減、およびそれに伴うCO2の排出量削減に取り組んでいます。
2008年度から当会会員メーカーから排出されるCO2の大部分は「自工会会員各社からの生産委託によるもので、自工会と当会との連携により、温暖化対策が一層促進される」との理由から自工会と統合して、生産工程から排出されるCO2量のさらなる削減を推進しています。
統合した際に、1990年度比22%低減目標を立てましたが、2008年の経済危機の影響による生産減を勘案し、1990年度比25%低減(目標値632万t-CO2)に目標を補正しています。

休日省エネ停電実績
設備待機電力削減活動による、
休日省エネ停電実績
産業廃棄物最終処分量
図2:産業廃棄物最終処分量

2.産業廃棄物最終処分量の低減

車体の生産工程から排出される廃棄物について、発生量の抑制、再資源化(リサイクル)率の向上、埋め立て処分量の低減に取り組んでいます。
これにより最終処分量は順調に低減し、2015年度の目標である7,700トン(2000年度比71%減)を達成。

塗装工程におけるVOC排出原単位
図3:塗装工程におけるVOC排出原単位
塗装用ホース洗浄シンナー回収事例

3.VOC(揮発性有機化合物)の排出抑制

光化学スモッグ等の原因とされているVOCは車体製造工程では主に車体塗料の溶剤に含まれており塗装工程から排出されます。
当会では自主取組削減検討を行い、車体塗装工程で発生するVOC(揮発性有機化合物)の発生を2015年度に原単位(g/m2)を、 2000年度比50%削減とする自主目標51g/m2以下を設定し、活動を進め達成いたしました。今後とも自主取組み活動を継続していきます。

03.環境負荷物質削減の取り組み

地球環境保全のため、人体への影響が大きい環境負荷物質(SOC)削減の取り組みを行っています。
特に、以下の4物質について使用を制限しています。
(お客様の指定品や冷蔵・冷凍機器、レントゲン車のX線装置等につきましては、適応除外品としています。)

【使用削減目標】

  • 1:
    目標:2002年度使用量(60g/台)を2006年度に半減させる。
  • 2:水銀
    目標:2005年1月以降使用禁止。(照明装置を除く。)
  • 3:六価クロム
    目標:2008年1月以降使用禁止。
  • 4:カドミウム
    目標:2007年1月以降使用禁止。

04.「環境基準適合ラベル」の設定

使用済み架装物の解体作業の容易化を図り、再生資源の利用や適正な処理を促進する“環境にやさしい車体”であることを証明するラベルです。
商用車架装物に関する自主取り組み項目として次の4項目を定め、その内容を満たす商用車架装物には、「環境基準適合ラベル」を貼り付けしています。

【「環境基準適合ラベル」貼付基準】

  • 1:当会設定の「商用車架装物に関する3R“判断基準”ガイドライン」を遵守していること。
  • 2:機種別解体マニュアルを設定し、公開していること。
  • 3:製造者名を表示していること。
  • 4:樹脂部品材料名表示をしていること。

05.「新環境基準適合ラベル(通称:ゴールドラベル)」の追加設定

このたび、“より環境にやさしい架装物”をめざし、新たな3要件を追加した「新環境適合ラベル(通称:ゴールドラベル)」を追加設定致しました。
(2011年4月から施行)

環境にやさしい3つの追加要件

ゴールドラベル取得機種一覧はこちら

今後とも、ゴールドラベルを添付した“環境にやさしい架装物”のご愛用をよろしくおねがい致します。

06.「環境基準・新環境基準適合ラベル」の適用規格制定

環境にやさしい車体の普及促進のため、リサイクルの促進を目的に「環境基準適合ラベル」を2004年度に制定、「新環境基準適合ラベル」を2011年度から追加制定しました。この2種類の環境適合ラベルの運用開始に伴い、JABIA規格(E0001-2011)を制定し活動を推進しております。

適用規格はこちら    JABIA規格(E0001-2011)

【問い合わせ先】
  一般社団法人 日本自動車車体工業会
   住所   東京都港区芝大門1丁目1番30号   日本自動車会館15階
   TEL   (03)3578-1681/ FAX   (03)3578-1684

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